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全員協議会が開催されました。

 午前10時から議会運営委員会が開かれ、平成23年第1回臨時会の提出議案と会期及び日程が審査されたのを受け、全員協議会で報告されました。

提出議案は、

 議案第1号 尾鷲市事務分掌条例等の一部改正について
    第2号 尾鷲市監査委員の選任について
 
 報告第1号 専決処分事項について(訴えの提起)
    第2号 専決処分事項について(損害賠償の額の決定)

会期及び議事日程は、

  平成23年 1月25日(火)

    午前10時より 本会議(議案上程・提案理由の説明・質疑・委員会付託
                   ・提案説明・質疑・討論・採決)
           
                暫時休憩中に総務産業常任委員会
           
              本会議(委員長報告・質疑・討論・採決)


 この説明なかで、報告第1号の専決事項については、平成22年2月26日に尾鷲市古江港沖でおきた海洋深層水取水管の破損事故についてで、㈱東洋信号通信から開示された航跡のデータ等に基づき全長90m以上あるコンテナ船を特定したとし、兵庫県神戸市の井本海運㈱と井本船舶㈱、そして山口県周南市の㈱イコーズ(船長の雇用主)及ぶ山市揮一(船長)に対し、損害賠償事件として金3億5350万5569円及びそれらに関係する利息(年5分)分の損害賠償の請求を求める訴訟をしていることを公表した。【裁判に不利となることから第3回定例会(11~12月開催)では、示されていない。】

 この損害賠償金額の内容については、改修のための工事費の2億9925万円をはじめ、事故原因を調べるための調査費として1174万8131円やそれに付随する水中カメラロボット・台船代等・取水用ポンプの購入他の費用、そして職員の時間外手当などと、弁護士への報酬が含まれている。また、これまでは公判等を考慮し議会への詳細な報告もなく、執行部は、これらの対応を全面的に非公開で進めてきた。


・・・但し、この報告第1号の専決処分については、非公開あっても所管常任委員会(委員外議員も入れるので、結果的には全員協議会でも・・・)を開催、訴訟内容の報告となる方が良かったのではと感じた。議会側から情報が漏れることが考慮されたのか・・・、しかし執行部と議会の両輪論を持ってすれば、どちらがどうのこうのということではないが、今回の対応に、議会人としての立場では重く受け取らなければならないような気がしたが、専決処分の一つとなる申し立て費用については、第4回定例会において12月10日に開催された総務常任委員会で新産業創造課から資料として提出された、「3.海洋深層水取水傷害対策事業の予算執行状況について」で、その手数料として予算額1,082,000円が執行(予算流用)されていることが示されている。要は、市の不利益を考えての処置ではあるが、裁判を行なうことへの議会の承認の手順については異論も無きにしも非ず・・・だろう。

 尾鷲市における地方自治法第180条第1項の規定により、議会が指定した市長において専決処分することができる事項
                        昭和47年3月18日制定
 地方自治法第180条第1項の規定により、議会が指定した市長において専決処分することができる事項
 地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第1項の規定により、次に掲げる事項は市長において専決処分することができる議会の指定があった。
 (1) 訴えの提起、調停に関すること。
 (2) 1件100万円以内の法律上の義務に属する損害賠償及び補償の額を
    定める。
 (3) 前1号、2号に関する和解契約を締結すること。

 
 しかし、相手方が非を認めた・・・?のか、今年1月になって「船舶の所有者等の責任の制限に関する法律」による責任制限(約1億3000万円を供託する)の手続きを神戸地裁に申し立てたのである。

 裁判で2つの訴訟が取り扱われることとなったことから、全員協議会での小生の執行部への質問に対し、この裁判を担当している横田副市長は、あくまで原告(尾鷲市)として訴えた以上、市が起こした訴訟を進める方針を貫くとの弁であった。


 そして臨時会には何ら関係ないが、その他の報告として、尾鷲総合病院の五嶋道博院長(外科)が3月31日を以って定年退職となることから後任の院長人事について、三重大学医学部等との話し合いの下、加藤弘幸副院長(外科・49才)が昇格することとなった。任期は5ヵ年で、その後は小藪助成副院長(内科)が昇格する見通しであることも合わせて、諦乗事務長より報告があった。また、外科医である五嶋院長退職後の欠員となる外科についても、三重大学より外科医師の補充がされるとのことで外科の診療体制には問題がないとのことであった。

 加藤副院長は、三重大学卒業後平成7年4月から同9年3月まで、そして平成16年1月から尾鷲総合病院勤務をされている。その他では、山本総合病院、三重大学医学部付属病院、済生会松阪総合病院、紀南病院に勤務されている。 


全員協議会が開催されました。_a0196709_16215613.jpg
                        《夢古道おわせ》の駐車場より・・・


 もう一点は議会の予定について、2月10日(木)午前9時30分より市中央公民館において、尾鷲市老人クラブ連合会(上村隼右会長)との懇談会が予定されている旨、南議長より報告があった。

 また、「尾鷲の明日を考える会(代表:西 謙一氏)」からの質問の対応について、地元新聞に回答議員名が載ったことで明日話し合いをするとのことだった。各議員の回答をどのように扱うかは関心があることだが、情報が積極的に公開される時代に誰が回答したとか、しなかったかなどは番外の話のように思った。各々議員は自分自身で様々な判断し回答をするか否か、或いはどのように対応するかを判断して、それを受け止めれば良いように思う。
 確かに、南 靖久議長の言われる「第三者に向かって、発言する・・・」云々は、一理あるかもしれない。
 議員の仕事や取り組みが分からないといわれることが全国的に問題視されている時だからこそ、各々議員が自ら判断し行動しなければ、第三者(住民)に理解していただけないだろう。


Photo:SONY α55

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  by mikikazu0802 | 2011-01-19 13:51 | ミキカズの活動日記

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