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津波防災へ議会が動き出す。

 東日本大震災から1ヶ月が経過し、いよいよ尾鷲市議会においても防災や常備消防などを審査する所管の総務産業常任委員会(真井紀夫委員長)が津波防災の強化のために、現状の再点検など含めた管内視察などの取り組みが始まりました。

 小生ら一部の議員の政務調査生活文教常任委員会(内山鉄芳委員長)と教育委員さんとの学校の耐震整備事業についてなど、折に触れ調査や議論として津波対策について取り組んできましたが、所管する常任委員会及び委員外議員の参加の形で議会全体が調査等を行った。

 最初に、防災危機管理室に出向き防災施設関連の位置や海抜?mかなど、主要公共施設や消防施設について確認し、今回の東日本大震災の教訓など見直し点や現在進めている防災対策について担当者より聞いた。

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 この写真は、平成22年度に設置された尾鷲市土砂災害情報相互通報システムについて説明をしているところで、詳細については予算審査時に伺っているし、端末機が各課に設置されていることから改めて聞くことも無かったが、予算審査時にスマートフォンで文字情報くらいは受信できないかと聞いていることから、今後、固定ではなく移動時にも使える端末機(いわゆる携帯用機器)の普及について問うてみたかった。

 このあと午前中は、天満・長浜地区や緊急避難所として提供していただいているニューポートホテルなどを現地視察した。

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 天満には、昭和18年12月7日午後1時35分頃にこの地方を襲った南海沖地震による大津波の水位が記され、死者29人、行方不明者67人、家屋の全半壊2000戸余りあったことを忘れないように、看板が立てられている。

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 急傾斜工事を利用して、緊急避難路として位置づけられていることろを上ってみる。

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 あくまで緊急時の避難行動の中で避難場所とするところであり、時間があれば反対側斜面の天満荘側へ避難する方がいいようにも感じた。

 ホテルニューポートの避難階段を利用した対策である。

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 緊急避難時にこの階段を利用することを想定している。また、この近くに八幡神社もあり、脳裏にイメージしておくことも防災対策の基礎的なことである。

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 今の時期は、どこへ行っても桜が美しい・・・

 午後からは、三木里区と古江区の消防団倉庫へ

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 北輪内出張所及び三木里公民館の隣にある消防団倉庫

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 古江公民館の斜め前にある消防団倉庫

 何故か・・・、各自主防災会の防災倉庫や消防団倉庫が海抜の低い地区や海辺近くにあることを問題視したような議論展開になったが、防災は津波ばかりではなく火事や豪雨、或いは土砂災害や台風などもあり、高台ばかりが功を奏するわけではないので、災害により対応が違ってくるのになぁ・・・と、議論を聞いていた。

 確立から言えば、消防団倉庫などは街の中心か、消防団員が集いやすいところが良いわけである。

津波防災へ議会が動き出す。_a0196709_15231060.jpg 高台への避難誘導の看板

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 尾鷲市土砂災害情報相互通報システムの中継アンテナや360°監視カメラが設置されている「谷の山(正面に見える一番高い山)」


 このあと、行政施設である曽根区にある尾鷲消防署輪内出張所を視察し、消防本部へ・・・

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 ここは海抜4.0mということや古川橋を渡らないと賀田区のほうへ移動できないことから、大津波には消防職員の身の守り方など、幾通りかの行動パターンを考えておらなければならない場所である。

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 宮地消防長や横井尾鷲消防署長などから平成22年度の実績を伺うとともに、「東日本大震災」への緊急消防援助隊派遣での報告等の説明を聞いた。

 もちろん、大震災について、特に大津波対策についても意見交換が行われた。


 全体として感じたことは、委員会形式ではなく懇談会のようなやり取りとなっていたことや、尾鷲市土砂災害情報相互通報システムにしても、実物がどのような性能なのか使ってみたりして体験する方が良かったように思えた。


 この日は、総務産業常任委員会は、真井紀夫委員長、三林輝匡副委員長、神保美也委員、南 靖久委員、與谷公孝委員、濱中佳芳子委員、高村泰徳委員、中垣克朗委員、そして生活文教常任委員会からは、委員長の内山鉄美議員、北村道生議員、田中 勲議員、大川真清議員、三鬼孝之議員と小生の14人の議員が参加して調査でした。

 また、テレビ局2社が張り付きで取材をしていました。

Photo:SONY DSC-W200

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  by mikikazu0802 | 2011-04-14 10:17 | ミキカズの活動日記

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