三木浦地区で、大津波に備えた「住民主導型」の避難体制づくりが始まりました。
この津波避難体制づくりは、三木浦町内会(上村紀美男会長)と婦人会(三鬼みちか会長)が連携して、古江地区での「土砂災害危険地域における住民主導型避難体制づくり」を参考に、津波避難体制づくりを住民自ら行おうという取り組みです。
その取り組みの第一歩として、尾鷲市防災危機管理室の担当職員が古江地区の取り組みを紹介し、その取り組んできた概要を説明しました。
小生、この説明会の話を伺い三木浦へ出かけましたが、古江地区の取り組みをずっと見守ってきた濱中佳芳子議員も会場に見えており、後半の意見交換時には「古江地区の取り組み事例」を紹介していました。
東日本大震災における自然の猛威とその恐怖が脳裏から離れず、輪内中学校の耐震整備に関して、子どもらの安全・安心を考え『大津波の襲来』を視野に入れた取り組みを訴えてきましたが、最近になって「学校の立地」について文部科学省が見解を示す方向性が報告されています。
単純に立地場所の変更といった問題ではなく、津波の浸水域がこれまで想定された2倍以上であり、ほぼ大津波が襲来するであろうと想定しなくてはならなくなっているのが、現実に行われている議論となっています。
この日の三木浦地区での津波避難体制づくりでも緊急避難場所は海抜15m以上に設定して、町内各地区ごとに防災隣組の形成と避難路の見直し、そして一次避難、二次避難、或いは中・長期避難をイメージすべしとの意見など、活発な会議となりました。
この取り組みは、今後、片田敏孝群馬大学大学院教授を迎え本格的な取り組みがスタートするとのことで、防災危機管理室がバックアップし将来的には「住民主導型の津波避難体制づくり」の市のマニュアルとなるようにしたいとのことでした。
三木浦地区では、これまでもそれぞれが地区を歩いて防災マップづくりを行ったりしています。そういったように三木浦地区全体で大津波に対する認識も高いことから、会議終了後もそれぞれの輪で話が続いていました。
今回の三木浦地区における「津波避難体制づくり」を、今後もレポートしていきたいと思います。
Photo:Panasonic DMC-LX3
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by mikikazu0802 | 2011-06-23 06:19 | ミキカズの活動日記