天然記念物指定が進められている元須賀利の海跡湖(大池)やその湖畔のハマナツメを視察しました。
須賀利町が見えます。
尾鷲の市街地方面です。
台風の影響か、晴天のわりに海は荒れていました。
今回の視察は、すでに閉会した第2回定例会において、真井紀夫議員が産業振興等にも可能性がある場所なので天然記念物指定を反対する意味合いから一般質問や、その後、生活文教常任委員会(濱中佳芳子委員長)で岩田市長や横田副市長、或いは教育委員会担当者(畑中教育長は長期欠席)等と議論を交え、同常任委員会では南 靖久議員が現地視察を提案したもので、今日は全委員8名が出席し、横田副市長や教育委員会担当者、そして尾鷲市文化財調査委員で地質では二村直司氏、植物では川端 一氏(両人とも元小学校教師)が参加して行われました。
元須賀利の海浜です。
須賀利町から船をチャーターして、海浜では小船で接岸です・・・
全員がそろったところで、二村氏よりここの地質について説明を受けました。海跡湖(大池)や海底の隆起などの貴重な話を伺いました。
このあと、湖畔に行きハマナツメの話を・・・
このハマナツメは亜熱帯植物で、これまでの記録では静岡県旧清水市くらいが北限のようですが、群生しているところは減っているようで、そのことからも元須賀利のハマナツメの貴重な意味合いを説明していました。
元須賀利大池周辺には、2004年に1,105株、2007年に535株確認していますが、2000年くらいからシカの食害(新芽を食べてしまう。)で、現在は200株くらいと減り、網などで食害からの被害対策をしているとのことでした。
また、湖畔にはカワウが営巣しており、その関連の被害も増えているようでした。
このあと、大池の湖畔を反対側に向かって進み、タービダイト性砂岩などを確認する予定でしたが、最近の雨で海跡湖(大池)の水かさが増しており目的地まで行くことができませんでした。
この海跡湖(大池)には、鯉やフナ、亀などが生息しているようで、以前に2mくらいの鯉が目撃されたとのことでした。
湖畔の険しい道をかなり進みましたが、湖水量が1m以上も増えており道が消えていました・・・
海が荒れていて海水を被るなどの渡船や、湖畔の険しい山道を歩くなど意外とハードなスケジュールの視察でした。小生以前に、大池の端から端まで歩いたことがあり、それぞれの説明はイメージ的には分かりましたが、今後、30日に生活文教常任委員会を開き、岩田市長や畑中教育長から再度、天然記念物指定の意味合いを確認するとのことでした。
以下は、30日(木)に開催される同常任委員会の動向を記したいと思います。
Photo:Panasonic DMC-LX3
※ご訪問いただき、ありがとうございます。
記事を読んでいただき感謝です。 これからの励みに・・・↓ を ポチッと!
『日本ブログ村』人気ランキングに参加しています。
全国市区町村議会議員BLOGの人気ランキングは、ここから・・・
三重県(尾鷲)情報BLOGの人気ランキングは、ここから・・・
地域のための議員BLOG集約サイト『まちの種』は、ここから・・・
by mikikazu0802 | 2011-06-24 20:21 | ミキカズの活動日記