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市内の3保育園を視察しました。

 社会福祉法人 尾鷲民生事業協会が運営する3保育園の視察を、小生が所属する生活文教常任委員会(内山鉄芳委員長)が7月26日(木)に行いました。

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        水遊びをする第三保育園の園児たち・・・

 社会福祉法人 尾鷲民生事業協会は現在乳幼児施設として7つの乳保育園を運営ししており、その内の第三保育園、第四保育園、矢浜保育園については東南海沖等の連動する地震・津波の浸水域ということとや、昭和46~49年という団塊世代が子育てを始めた時期にややもすると急をしのぐために建設された施設ということで老朽化が激しく、ある意味、子育ての場にふさわしくないほど耐震性に欠け、雨漏りなども含め、早急に整備すべきが現状である。

 最初に訪れたのが矢浜保育園(45名/60名定員で保育士等10名)で築38年で耐震化されておらず、海抜5.1mと想定される津波浸水域で訓練の結果、避難に10分を超える時間を要するなど、子育てをする施設としての満たされる条件を大きく欠いているのである。

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 運動場もカギの形状となっている。

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 速見園長から雨漏り箇所等の説明を受ける。

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 トイレや水周りにも問題あり・・・

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 スレート使用の屋根は暑く、クーラーが無くてはいられないことや、窓の飛散防止も行われていない。

 引き続き、第三保育園(72名/80名定員、保育士等14名)で築41年で耐震化されておらず、海抜7mで海から近く、避難にも20分を超える時間を要するなど、想定される津波からは一番危険な立地場所で矢浜保育園と同じで避難時に市民の手助け等が全く望めない!

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 やはり、老朽化から普段でも雨漏りがするとのことであった。

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 保育力には問題はないようだが、やはり施設の老朽化と耐震化、何よりも立地場所自体が安心して子育てを任せられないと考えてしまう場所であり、早急に移転整備計画を立てるべきである。


 最後に訪れたのは、第四保育園(81名/80名定員、保育士等16名)で築39年で、ここも耐震化されておらず、老朽化もであるが、尾鷲市の障害児拠点保育施設となっていながら、施設の不備からその機能を果たしていないのである。

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 海抜20mと津波の心配はほぼないと言える立地場所であるが、ここも老朽化が激しく雨漏り等の問題がある。

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 大人の心配をよそに子どもらは無邪気なのでイイのであり、それが救いではあるが大人は真剣に子育ての施設について、もっと議論すべきである。

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 どの園の子どもらも可愛いのと無邪気なのである・・・


 保育施設と言うところは、意外と議員個々が政務調査として視察しにくいところであり、年に一度は訪れて「子育ての在り方」を考えるべきでもあると実感した。

 大地震と大津波による施設整備について、同協会から議会へも改善のために陳情されたが、そればかりか、児童福祉法第1条に「すべての国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成される用に努めなければならない。すべての児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。」児童福祉の理念を規定しており、第2条では「国及び地方公共自治体は、児童の保護者とともに児童の心身とともに健やかに育成する責任を負う。」と児童福祉の責任を規定しているように、果たして議会の立場から、これまで子育てする施設としてチェックしてきたかと言えば・・・、どうであろうかと言わざるを得ない。

 同協会からの陳情と今回の視察を得て、随時問うて行かなければならない課題であるということを確認した。


 
Photo:SONY DSC-TX300V

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  by mikikazu0802 | 2012-07-31 20:51 | ミキカズの活動日記

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