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一般質問を行いました。

 午前10時より本会議が再開され、南 靖久議員と内山鉄芳議員が議案に対する質疑をおこない、休憩を挟み一般質問が始まった。小生、2番目(午後から・・・)に登壇しました。

 壇上で読み上げた原稿は・・・

平成23年度第2回定例会/一般質問

                      8番 三 鬼 和 昭

質問事項
 1.防災対策について
 2.宮之上小学校の耐震整備問題について


 先ずは、1番目の防災対策について、特に津波に対する見直し点についてお伺いします。

 未曾有の大被害となった東日本大震災から、明日で3ヶ月が経過しようとしていますが、そのマグニチュード9という東北地方太平洋沖地震による大津波がもたらした脅威は、いまなお、消えることがありません。被災されたみな様のご冥福とお見合いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りするばかりです。
 今回の出来事は、東海沖、東南海沖、南海沖の地震・津波が想定される当地域においては深刻な問題であり、防災対策において津波避難の見直しとともに強化すべき諸問題が考えられます。

 市長は今定例会冒頭の市政報告や過日の定例記者会見においても、防災対策の強化部分を述べており、その姿勢には一定の評価をしたいと思います。
そして、「東日本大震災」での「想定外」といわれた大津波による惨状から、当市の避難行動計画の見直しが迫られているものと認識していると述べ、これまでの津波浸水域の見直しについても、内閣府の中央防災会議の想定の見直しの結果を踏まえ、専門家も交え早急な取り組みを示唆しています。

 また、市長自ら述べているように、早急に取り組むべき課題として当市のスローガンである【津波は、逃げるが勝ち!】をより具体的に、より現実的にと避難路及び避難場所の再確認・検証を取り上げています。

 そこで早急な取り組みの中でも、特に津波防災に対する市全体の意識の向上を高めなければならないこととして、全職員の自主防災会への加入と防災コーディネーターとして育成こそが、あってはならないが、万が一の大災害に備え、緊急時には可及的速やかに対応できる資質を持った人材を育成するのではないでしょうか。この点について市長はどのような考えをお持ちですか。

 2点目は、東日本大震災により、今後検討される当市の津波のよる浸水域は大きく広がると想定できます。これまでの避難行動の見直しとともに、浸水域での避難場所の確保も重要な問題ではないでしょうか。

 そこで中村山公園を防災拠点として整備する考え方はないか。近くにある尾鷲小学校は耐震整備がされるわけですが、万が一の大津波に備え同校から最短で中村山公園へ避難できるコースの整備や学童の避難行動の徹底について、市長及び教育委員長はどう考えるか。

 3点目は、やはり浸水域での最悪の場合の避難する場所を増やすことが肝要ではないかと思います。いつも私が訴えていますように、当市は海岸部ほど高齢者が多く、また、家屋も密集しています。
 先ずは、耐震整備された3階建て以上の建物を持つ民間への避難所としての協力を求めることや、NTTなどへの協力依頼は出来ないものか。市長はこういった私の提言をどう考えるか。お考えを聞かせください。

 そして、やはり防災に強いまちづくりとして、出来ることならば浸水域へ避難タワー、或いは緊急避難できる施設を整備すべきだと私は考えますが、市長にはそのような考えはありませんか。お聞かせください。

 次に2番目の宮之上小学校の耐震整備問題について伺います。

 私は3月の第1回定例会の一般質問でも【小中学校の耐震総合整備計画について】と題して、宮之上小学校の整備方針についても岩田市長と畑中教育長に問うています。

 その折には、畑中教育長は宮之上小学校の整備については、23年度をめどに十分検討していきたいとお答えしています。そして、さまざまな構想を持ちながら青写真を今作っているとのこととか、委員会にはまだかけていないが、事務局の方ではいろいろ構想を練ってやっていると強調していました。

 このことは議会に示された「小中学校の総合耐震整備総合計画策定業務報告書」の見直しもあるのだろうと私は受け止めておりましたところ、今回、宮之上小学校PTA等の関係者の方々から市長と議長宛に、改築整備への変更を陳情されました。

 同校の耐震整備について、改めて補強整備なのか、改築での整備方針に変更されるのかを取り上げざるを得なくなってきました。

 宮之上小学校での児童数の推移では、現校舎において、一番多いときで637人と伺っており、そして現在は154人、数年後には130人台で推移していくことが予測されています。

 議会の同問題特別委員会でも、不必要な教室の補強もせざるを得ないような整備に異論を唱えさせていただいてきましたが、今回の同校PTA等の関係者の方々からのご意見はごもっともなように思います。

 そこで、岩田市長及び平山教育委員長は、今回の要望をどのように受け止めているのか、そして、組織のトップとしてどのような学舎づくりのビジョンをお持ちなのか、お聞かせください。


 今回の質問では、①市職員の防災意識の向上手段として、地域での自主防災会への加入と防災コーディネーター育成を提案しました。その裏づけは平成9年8月に作成された災害時の「初動体制マニュアル」に基づき、市職員は「常に防災要因たれ」との理念と「地域住民のリーダーとして」心がまえから、そのような質問をしました。

 もちろん、議員も「議員である前に地域住民としての交わり」があってこそ、市民目線で理解できることから、自治会、自主防災会、各地区の祭り、そして市民イベントの実行委員、或いはスポーツ少年団や子ども会などの会員や支援者として活動することが肝要で、そうすることにより緊急時の対応に役立つ議員となれるように思う。(あくまで小生の所感である。)

 ②中村山公園を防災(避難)拠点としての位置づけと整備、そして尾鷲小学校児童等の最短避難路の整備の確保についてでは、中村山公園はもちろんのこと、尾鷲小学校からの避難路には民間所有地をコースとすることに快い理解を得ているとのことであった。

 ③浸水域での緊急避難所(海岸部)として避難タワーや、他の用途を加えた避難施設の整備を前向きに進めることと、民間所有ビルやNTTなどに協力依頼を進めることが報告された。

 
 宮之上小学校の耐震整備問題についてでは、平山教育委員長の教育の平等性とかの考え方や教育長代行の大川総務課長の技術的に問題なく、財政的(予算)に大きな変化がないのであれば、600名以上が使用していた学舎を補強するよりも、15お名前後の児童が快適に学べる学舎として改築する方が将来的にも有効価値のある施策の方向転換だと判断できたが、何故か岩田市長は議会の判断を尊重してかリーダーシップが見えなかった・・・、小生からすれば、宮之上小学校PTA等の関係者の方々が20名近くも傍聴されていたことから、条件的に負担が増すものでなかったことから「市民の声を受け止めたい」とか、「市民目線で結論を出したい」とか言い回しがあってもよかったくらい、補強を改築に変更して問題となることはないようだった。・・・なので、改築での整備に変更しても良いと受け止めさせていただくと小生の方から言わせていただいた。

 多面的に検討をしても補強整備を改築整備に変更しても、大きな問題はないようである。

 何故か、岩田市長は慎重であったが、後に行われる生活文教常任委員会では改築での整備事業の概要(予算も含め)を示されるようである。


 そして最後のわずかな時間であったが、この際、当市を「日本一災害に強い町・防災力ある町」として、和歌山県広川町の例(稲むらの火)を説明して三重県内のモデル地区になるようなまちづくりを進めたらどうですかと提言して一般質問を終えたのだった。


 もちろん、昨日の鈴木知事の話や県土整備部でいただいたご指導も一般質問に織り交ぜて行ったことは言うまでもない・・・


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  by mikikazu0802 | 2011-06-10 17:27 | ミキカズの活動日記

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