国土交通省/東北地方整備局を訪ねる。 視察報告No.2
ここでも西本さんの人脈力のおかげで、徳山日出男局長とお会いすることが出来ました。
岐阜県徳山地区の出身の徳山局長は、同じ中部圏という親しみさもあり話が弾みましたが、3月11日の大震災発生時の説明では、些か険しい表情を浮かべていました。
徳山局長は大災害発生時における自身のメモ書きを時系列に説明してくれ、如何に初動体制の取り方が大事だということ・・・、それには地震や津波に備えた訓練やシミュレーションをしていなければできないであろうことを説いた。
この東北地方整備局においては、日頃からそれらを行っている。備えができていたことも職員の被害者を出さず冷静に職務遂行が出来たと語っていた。
訪ねた庁舎には一部を除いて耐震整備がされておらず、大震災時の地震の痕跡というべきか、壁にたくさんのひび割れが入っており「危険」の貼り紙が所々にあった。
このあと、唯一耐震整備されている防災対策室に移動し、大震災当日の防災ヘリコプターの航空ビデオ映像や国道に備え付けられてある監視カメラの写真を見せていただいた。どちらの映像もテレビ等に提供されているようでしたが、東北地方整備局がまとめた映像を見せていただくのは、たぶん関係者以外では初めてのことであろう。
ここでも、西本さんの人脈力を感じたのである。
このように幾つものモニターが映し出されており、当日もこのように映像によるチェックが行われたのあろう。この日も、震度5弱の地震による各地の状況チェックが河川、山、港湾、道路等のグループに分かれ作業されていた。
最初は防災ヘリコプターの航空ビデオ映像を見せていただく。
小生の後ろに立っているのが、社団法人 日本道路協会の夏目みねさん。
後半は、タイマーによりシャッターが切れる監視カメラの映像が組み合わされたものを見せていただく。
小生は一応写真班なので端にいることが多いので席順は何ら関係ないのだが、実際は、小生らの座っている席は、本来なら、説明されている局長(南議員が座っているところ)を中心に、幹部クラスの方々が・・・。
ビデオ映像も、監視カメラの映像も一部はテレビ等で見かけたものもあるが、東北地方整備局にあるすべての映像から編集したもので、貴重な資料を徳山局長自らの解説付きで見せていただき、翌日には映像に出てきたところも含まれており、今回の視察で得た大きな成果の一つとなった。
大震災時には、この映像を使って、大畠国土交通大臣とテレビ会議を行い、指揮の全権を委ねられたことも現地を知る強みから、6県を統括する整備局としてスムーズな対応が取れたと述べられていた。
小生らが座って説明を受けている後ろでは、実際に防災対策班が地震後の点検作業をされていた。大震災被災地とは、未だに余震が続いており気の抜けない業務体制をとられている。もちろん住民の方々の生活も同じである。
国土交通省/東北地方整備局庁舎前にて
公務で来られた岩田市長と秘書及び市防災危機管理室担当者と南 靖久議員、それぞれ移動のためタクシーを待つ。
濱中佳芳子議員は、西本さんや女性会議のみなさんと行動を。
いよいよ2日目は、防災服に着替え現地視察に出かけます。
尾鷲から仙台までは7時間以上を要すことから、初日と3日目の移動日は約半日を効率よく行程を組んでいただいたので、自ら組んだ視察(政務調査)ならば到底接することのできない方々に会わせていただいたり、一般の人が入ることを禁止されている地区への視察など、密度の濃い視察となり、人脈力のある特定非営利法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長のおかげと、そこへつながる濱中佳芳子議員の呼びかけに感謝である。
同じように西本さんと交流を持ち、この企画に参加となった岩田市長も防災対策に対する実りある視察と感じていることと想像できるが、そのことは最終日の報告会の記事で紹介したいと思う。
岩田市長と小生ら議員は、施策を図りそれを遂行する執行機関と、それを審査したりその審査する条例を作る議会という、「呉越同舟」とは言い切れないがそれぞれの立場で尾鷲市の施策、今回ならば防災対策に生かそうとする視察であることから、折角なので執行部(市長)の動きの一部も紹介することにします。
Photo:Panasonic DMC-LX3
初版 三鬼和昭の“日々是好日” は、ここから・・・
※ご訪問いただき、ありがとうございます。
記事を読んでいただき感謝です。 これからの励みに・・・↓ を ポチッと!
『日本ブログ村』人気ランキングに参加しています。
全国市区町村議会議員BLOGの人気ランキングは、ここから・・・
三重県(尾鷲)情報BLOGの人気ランキングは、ここから・・・
地域のための議員BLOG集約サイト『まちの種』は、ここから・・・
by mikikazu0802 | 2011-08-24 09:06 | ミキカズの活動日記