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議会運営力について

 昨日、紀北広域連合議会の定例会が開催された。会議日程上の主な議題は補正予算の審査と各会計の決算に認定についてであった。

 この時期は、広域議会を構成する紀北町議会において議長他の改選が行われることから、紀北広域連合議会の会議日程にも議長選挙が組まれている。
 ちなみに、紀北広域連合議会の議長は申し合わせで紀北町議会議長が務めることとなっている。


 この議長選挙までは、広域議会副議長である尾鷲市議会議長が議長となり会議日程をこなすわけだが・・・、「会議録署名議員の指名」と「会期の決定」の2件の会議日程を飛ばしてしまう事態となり、開会宣言をしたものを一度閉会し、再び開会して冒頭の管理者の挨拶からし直すという前代未聞の議会運営を行うこととなった中垣克朗尾鷲市議会議長である。
 また、紀北町議会議員の議席の指定では、その指定を読み上げた局長が、この時点で遅刻している議員の議席の指定を行わなかったことから、後に、これも指摘され追加して議席指定のための議員名を読み上げることとなった。

 この時点で、ゆうに30分の時間の無駄をしてしまったのである。確かに、議会事務局長を兼務する広域連合の局長が議長を補佐するべきこととしても、議場の整理権を持つ議長は、議会運営の「いろは」とか、議長自身がマニュアルを身につけておくべきであり、時に事務局長の不手際を補って当然のことである。
 議長を務める者はそれぐらいの知識と能力が必要であると思い知らされた日であった。議会の尊厳を守る義務と、議会鵜運営における議事進行の統治権が付与されることを忘れてはならない。

 尾鷲市議会のみにおいては、議員全体でかばいようにも、目をつぶりようにもできるが、広域議会ともなれば正道を述べられれば「その通りです」と言わざるを得ない。尾鷲市議会議長は、尾鷲市のみの職務だけでないことを理解して、常識を持った選出をしないと、その結果、尾鷲市民に恥をかかせることになってしまう。

 また、この総額50億円近い予算等を審査する紀北広域連合議会の開催時間(会期)についても、2~3時間では、特に当初予算時や決算審査に費やす時間の少なさを指摘し続けてきたこのであったが、議会開会のし直し、議案審査、それに一般質問(1人)が終えるころには会議開催規則時間午後4時どころか5時をはるかに超えており、この定例会に後に全員協議会を設定しているという予測判断の悪さに呆れたのであった。


 全員協議会は、紀北作業所の改築など3つの施設について「障害者支援施設整備計画(案)」が示され、その説明とともに議員からの質疑等も予定されていたのであった。小生は、引き続き夜中になっても会議続行を承知していたが、他の議員から全員協議会のやり直しが提案され、年明けに同議題とともに議会運営(議会改革)についても議論することで閉会することになった。

 全くもって、議会運営が問題となってきている・・・、議会運営力の有無が時の流れや判断を誤っているようだ。




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  by mikikazu0802 | 2011-12-23 20:43 | ミキカズの四方山話

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