尾鷲市健康づくり研修会に参加しました。
今回の研修会は、普段から市民の健康を担う立場の方々と「うつ」に対する共通の理解を深め、適切な接し方などを学び、身近なところから心の健康について考え、予防対策につなげていきたいと企画されたようです。
こん回の参加者は、看護師や薬剤師等の医療関係者、そして行政や労務管理をされている方、それに議員だったようです。しかしながら、風邪をひかれている議員もいたようですが、小生を入れ僅か2人の参加であり、施策に対する予算審議や住民が『うつの傾向』にあるということは、議会においてもこれからのまちづくりで置き去りにできない問題として受け止めるべきであり、小生自身は参加した意義があったと感じました。
研修会は、事務局の中森福祉保健課長が研修会の意義を述べ始まり、最初に、「健康に関する生活習慣アンケート調査」の集計結果の概略報告が、調査を行った三井コンサルティング/三井雅之氏から行われました。
このアンケートは、市内在住の20~64才の男女を性別、年齢別層に無作為抽出し、600名を対象に行ったもので、基本項目、生活習慣病、生活習慣、心の健康、お口の健康の5大設問について回答をしていただき、集計解析されたものです。
その中の「高血圧を予防しよう」については、平成16年18.2%に対し平成23年15.8%とほぼ目的を達成している。
しかし、「心の健康」については、《うつリスクスコア》によると53.7%と非常に高い数値を示しており、リスクが高い傾向がみられるとのことです。特に、女性がスコアがやや高く、高血圧者ではハイリスク者が多いと解析されました。ちなみに三重県全体のデータはありませんが、堺市で29.6%、山梨県で16.6%ですから、如何に当市のリスクが高いかと言うことが分かります。
この「健康に関する生活習慣アンケート調査」の集計結果をうけて、今回の健康づくり研修会は「間違いだらけの接し方~『うつ』を正しく理解する~」と題して、三重大学医学部看護学科成人・精神看護学講座/小森照久教授の講演が行われました。
そのアンケート結果から、『うつ』の正しい理解、そして「自殺を防ごう」との流れで、病気としての『うつ』についてから、診断、スクリーニングとその方法、ストレスについて、そして治療、薬物療法等について話された。おうじょ
以下は、使用されたスライドを抜粋して説明とします。
『うつ』とは・・・、その症状や定義について
病院での診療について・・・
その対策について・・・
見分け方が難しい・・・
知っておいてほしいこと・・・
『うつ』病治療の5本柱・・・
ストレスとは・・・
周囲の人の対応・・・
『うつ』から自殺を防ぐ・・・
今回の研修の後半では、ストレスについての対処法とか、うつ病に対する薬物療法の鉄則、そして、心理療法・認知行動療法など、それに周囲の間違った接し方について等々、専門的なことも噛み砕いて説明されていたが、この部分と自殺のリスクについては、やみ雲に素人が説明すべきではないと考えることから割愛することにします。
しかし、現在の人間関係の複雑さ、経済的・社会的な不安社会がストレスを生じさせており、そういったところにおかれている人に対して、過度の叱咤激励や怠けていると誤解されることをおそれて、苦しんだりさらに頑張ってしまうことをさせてしまう間違った接し方から、療養のための「休養の意味」を周りが分からないことも、さらに症状を悪化させることを理解しなくてはならないとのことであった。
余談であるが、外的「ストレス」のみを言えば、他人からの体罰、言葉や文字での暴力がこんな社会を形成してしまっているのかも知れない・・・
このように、市の施策として取り組まなくてはならない尾鷲の現状を今一度、考えるべきである!
『うつ』について専門的な立場ではないので、あくまで研修会の資料を提供する形でUPしたが、尾鷲市のまちづくりの中で《うつリスクスコア》によると53.7%、いわゆる住民が【うつの傾向】にある!とのデーターから、専門外の議員とて基礎的な知識を学ぶ必要があると感じた・・・
Photo:SONY DSC-TX300V
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by mikikazu0802 | 2013-01-31 19:41 | ミキカズの活動日記