総務産業常任委員会/管外視察報告 NO.2

 総務産業常任委員会/管外視察報告 NO.2~は、石川県加賀市です。

加賀市
  人口規模 70,552人(平成26年10月1日現在)

 実施年月日 平成26年10月1日(水)
 視 察 先  加賀市役所
         ※現地視察(加賀市内大聖寺地区)
 視察事項  町屋の活用・再生に向けた取り組みについて

  加賀市は、石川県の南西に位置し、福井県との県境、日本海に接しています。北は広大な松林に囲まれた越前加賀海岸国定公園を擁し、中央部には豊かな平野が広がり、さらには千古の由来を誇る温泉などの天恵の自然環境と、温暖で四季の変化に富んだ自然条件のもとに立地しています。

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 加賀市内、大聖寺地区には、江戸時代の町割がそのまま残り、現在も城下町としての面影を残す町並みが形成されています。町屋の事業に取り組んだ背景としては、古い町ゆえの中心市街地の衰退や、高齢化世帯の増加や家屋の老朽化などによる空き家の増加など、地域の活力が低下している状況がありました。そのような状況を改善するため、地区内に残る町屋は、歴史的景観を形成する要素であり、良好な居住環境やまちなかの賑わい創出を実現できる地域の財産であるという考え方から、加賀市では、町屋による「歴史的景観の保全」、「良好な住環境の実現」、「まちなかの賑わい創出」を目指して、「大聖寺地区 町屋再生計画」を策定し、町屋の活用・再生に向けた取り組みを行いました。この地域は、元々観光客が集まるような土地ではなかったこともあり、ブームになるような、観光などの集客を目的としたものではなく、まちづくり活動をしているNPO団体と共に、住んでいる人が、自分達の地域に誇りや自信を持って欲しい、住んでいる人が文化的な豊かさを感じるまちにしたいと、住んでいる人のためのまちづくりとして取組み始め、結果として、まちに若い人も集まりだし、観光にも繋がったということでした。

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 加賀市議会議長さんから歓迎のあいさつを~

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 施策の仕組みを説明していただきました。

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 加賀市議会本会議場です。

 
 具体的な市の補助内容は、①まちなかの賑わい創出に貢献する施設(ギャラリー、作業場、店舗等)への改修工事に係る経費、補助率2分の1、限度額150万円、②町屋などの伝統建築形態を維持、回復するための修繕工事に係る経費、補助率2分の1、限度額150万円、③耐力上必要な主要構造部の補強工事や防腐、防蟻工事に係る工事、補助率2分の1、限度額250万円という、改築する場合ものとなっています。また、市として、物件を市HP上で公開するなど、貸し手と借り手の間をとりもつ、お見合いの仲介のようなことをしているとのことでした。元々旧家のお屋敷が多く、改修費用は高額になるようですが、その費用については借り手がその負担を負うことがほとんどで、それは、そこまでしても借りたいということと、賃貸料としては3万円から5万円までと、物件から見ると安い価格帯での契約になっているといことがありました。貸す側としても、先祖代々から引き継がれているものを取り壊すわけにはいかない、かといって空き家として維持していくことも難しいということもあり、大事に使ってくれるなら、街並みや活性化に協力が出来うるならということで、まちのために貸しているという意識の人が多く、市としての固定資産税の優遇措置などもなく、採算もあまり望めないにも関わらず、心意気で協力していただいているとのことでした。

 現在抱える問題点としては、当然ですが、よい物件から先に出てしまうということと、貸し手と借り手のトラブルが2件ほどあったようです。契約をかわしていないのに居座られたり、詐欺師のような人に振り回されたこともあったようで、市として契約に関わるということはありませんが、仲介をしているということで、トラブルがあると市の名前が出ているだけに、信用の問題になってしまうという難しい部分があるということでした。

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 地区集会所(公共施設)もこんな風でした~

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 大聖寺地区を現地視察~、道路から山側には寺院が連なり、住居も在来工法ものばかりで電柱等も地下整備されたいました。

 
 成果としては、現在19件の事例があり、カフェサロン、工房、ギャラリー、居酒屋、史跡案内所、休憩所、小規模老人ホームなどに利用されていましたが、中には大正2年に建てられた国の有形文化財などもあり、驚かされました。保存することが目的ではなく、これをいかに使って今のまちを元気にしていくかという取り組みが実りつつあり、姿を変えずに、古い建物が新しいものをつくる場となっているようでした。
 古い景観はお年寄りには癒しとなり、若い世代には目新しいものと映り、自然と歴史、文化に培われた景観は、加賀市らしさをあらわしていました。当初は、空き家に補助金を出すのか、収益は見込めない、などの声もあったようですが、まちの本当のいいところはそういうものが残っているというところ、時代が答えをだす、それを信じてやっているとの担当者の意見が印象に残りました。個人的にも、事業の考え方や主旨など参考になることも多く、人口減少対策や一般住居用の空き家対策に絡めても面白いのではないかと感じるところがありました。

 堀川では、こんな事業も復活させていました~

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Photo:SONY DSC-TX300V
Photo:docomo iPhone 5s

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  by mikikazu0802 | 2014-11-28 01:32 | ミキカズの活動日記

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